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SREエンジニアとは?業務内容や求められるスキルを分かりやすく解説

2025.08.18

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SREエンジニアとは?

SREエンジニアは、開発(Dev)と運用(Ops)の間に立ち、サービスを安定して動かし続けるための仕組みを作るエンジニアです。

従来の運用担当が手作業で行っていた業務を自動化し、効率的かつ安定的にサービスを提供できるようにします。

つまり、単なる「運用担当」ではなく、コードを書いて運用課題を解決するエンジニア と言えます。

主な業務内容

SREエンジニアの具体的な仕事は以下の通りです。

 ・信頼性の確保:SLA(サービス保証)、SLO(目標値)、SLI(指標)の設定・管理

 ・監視とインシデント対応:障害検知、復旧対応、原因分析、再発防止策の実施

 ・自動化の推進:デプロイ、テスト、監視など運用業務をツールやコードで自動化

 ・パフォーマンス改善:システムのボトルネックを特定し、スケーラビリティを強化

 ・開発チームとの連携:新機能リリースとサービス安定性のバランスを調整

求められるスキルや知識

SREエンジニアには、幅広い技術力と問題解決力が求められます。

 ・クラウド環境:AWS / GCP / Azure などの運用経験

 ・コンテナ技術:Docker、Kubernetes などのオーケストレーション

 ・プログラミング:Python、Go、Shell など(運用自動化やツール開発に必須)

 ・監視ツール:Prometheus、Grafana、Datadog などの利用経験

 ・インフラ基盤:Linux、ネットワーク、セキュリティの基本知識

 ・ソフトスキル:インシデント時の冷静な判断力、チームとの円滑なコミュニケーション

向いている人物像

SREエンジニアに向いているのは次のような人です。

 ・障害対応やトラブルシューティングにやりがいを感じる

 ・手作業を効率化し、自動化することに興味がある

 ・システムの安定稼働を支える責任感を持てる

 ・開発と運用の両方に関心がある

キャリアパス

SREエンジニアとして経験を積むと、以下のようなキャリアに進むことができます。

 ・シニアSRE:大規模サービスの信頼性をリードする役割

 ・クラウドアーキテクト:クラウド全体の設計や導入を主導

 ・セキュリティエンジニア:信頼性と合わせてセキュリティ領域へ専門性を拡大

 ・マネジメント職:インシデント対応や運用体制を統括するポジション

まとめ

SREエンジニアは、サービスを安定して提供するために欠かせない存在です。

運用を単なる「保守作業」から「エンジニアリングによる改善」へと進化させ、サービスの信頼性と効率性を両立させます。

クラウドや自動化技術が進化し続ける現代において、SREエンジニアの役割はますます重要になっています。

「安定性と効率化を追求する仕事がしたい」「開発も運用も両方やりたい」という人にとって、非常に魅力的なキャリアといえるでしょう