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Microsoft365 Business Basic と買い切り版 Office は併用できる?

2026.02.13

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Microsoft 365を導入検討する企業様から、よくいただく質問があります。

「Business Basicはデスクトップ版Officeが使えないが、買い切り版Officeと併用できるのか?」

結論から言うと、併用は可能です。
しかし、適切に運用設計を行わないと、ライセンス管理・機能差・運用トラブルが発生する可能性があります。

本記事では、Microsoft 365 Business Basicと買い切り版Officeを併用する際の可用性と注意点を整理します。

1. Microsoft 365 Business Basicとは

Microsoft 365 Business Basicは、主にクラウドサービスを提供するプランです。

▼ 主な機能

  • Exchange Online(メール・予定表)
  • Teams(チャット・会議)
  • SharePoint / OneDrive(ファイル共有)
  • Web版Office(Word / Excel / PowerPointなど)

※デスクトップ版Office(インストール版アプリ)は含まれていません

2. 買い切り版Officeとは

いわゆる「永続ライセンス型」のOffice製品です(例:Office 2021, Office 2024, Office LTSCなど)。

▼ 特徴

  • PC単位の買い切りライセンス
  • バージョン固定(購入時の機能のまま)
  • クラウドサービス(OneDrive容量など)は限定的

3. Business Basic × 買い切りOfficeの併用は可能?

✔ 結論→併用可能です

実際に「クラウド基盤はMicrosoft365」「作業ソフトは買い切り」というハイブリッド構成で運用されている企業を多く見かけます。

具体的な運用の切り分けは以下のようになります。

項目 使用サービス
メール・予定表 Exchange Online
ファイル共有 SharePoint / OneDrive
チャット・会議 Teams
文書作成 買い切り版Office

4. 併用するメリット

① コスト最適化

Business StandardやPremiumと比較してサブスクリプション費用を抑制可能です。Office費用はPC更新時のみの発生となるため、以下の企業に向いています。

  • 現場PC(ノンデスクワーカー)が多い
  • 文書作成頻度が高くない
  • 既存のOffice資産がまだ使える

② 段階的なクラウド移行が可能

既存環境を活かしながら、「メール」「ファイル共有」「コミュニケーション基盤」のみを先にクラウド化できます。DX推進の初期フェーズに適した構成です。

③ オフライン業務に強い

買い切り版Officeはネットワークに依存せず動作が安定しており、大容量ファイルの編集にも強いという利点があります。

5. 併用時の注意点

導入前に必ずご確認ください。

⚠ バージョン互換性

古いOfficeを使用すると、SharePointとの連携不具合、Teams共同編集の不安定化、OneDrive同期エラーが発生する場合があります。
Office 2021 以降の利用を推奨します

⚠ 機能差が発生する

買い切り版Officeでは、クラウド連携を前提とした最新機能が制限されます。

  • CopilotなどのAI機能
  • リアルタイム共同編集の一部機能
  • 常時最新アップデートの適用

⚠ ライセンス管理が複雑になる

サブスクリプションと永続ライセンスが混在するため、PCごとのライセンス管理、バージョン統制、更新タイミングの管理が煩雑になりがちです。

⚠ 将来的な拡張性

Microsoftはクラウド機能を中心に進化しています。買い切り版はAI機能追加が限定的で、新機能対応が遅れる傾向にあります。

6. 併用が向いている企業・いない企業

◎ 向いている企業

  • 現場主体の業務が多い
  • 文書作成頻度が限定的
  • IT投資を段階的に進めたい
  • 既存Office資産を活かしたい

△ 向いていない企業

  • 共同編集が中心
  • AI活用を積極推進したい
  • 完全クラウド運用を目指す
  • テレワーク主体

7. おすすめの運用方法

企業導入では全社員一律ではなく、役割に応じた「混在モデル」が実務的です。

ユーザー区分 推奨ライセンス
管理職・事務職 Business Standard
(デスクトップ版Office付きサブスク)
現場スタッフ Business Basic + 買い切りOffice
閲覧中心社員 Business Basic
(Web版Officeのみで対応)

このようにユーザー区分を分けることで、コストと機能のバランスを最適化できます。

まとめ

Microsoft 365 Business Basicと買い切りOfficeは、適切に設計すれば非常にコスト効率の良い構成です。

ただし、以下の点を考慮した設計が不可欠です。

1. バージョン管理(古いOfficeを使わない)
2. ライセンス統制(誰に何を与えるか)
3. 将来拡張性(AI導入などのロードマップ)

■ 当社のDX支援について

当社ではMicrosoft 365導入において、ライセンス最適化設計から運用ルール策定、SharePoint / Teams活用設計、AI活用支援、業務アプリ開発までワンストップで支援しています。

Microsoft 365は「導入」ではなく「活用設計」が成功の鍵です。
導入検討や見直しをご検討の際は、お気軽にご相談ください。


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