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DevRelエンジニアとは?業務内容と必要なスキルをわかりやすく解説

2025.08.25

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DevRelエンジニアとは?

DevRel(Developer Relations)エンジニアは、企業の技術やサービスを「開発者」に伝え、開発者との関係を築く専門職です。

従来のエンジニアが「プロダクトを開発・運用する」ことに集中するのに対し、DevRelエンジニアは開発者体験(DX: Developer Experience)を向上させる役割を担います。

APIやSDK、プラットフォームを提供する企業にとっては「自社技術を広め、使ってもらうための顔」となる重要なポジションです。

主な業務内容

 ・開発者向けドキュメントやチュートリアルの作成

 ・サンプルコードやデモアプリの実装

 ・カンファレンスや勉強会での登壇・ワークショップ開催

 ・技術ブログ・動画・SNSでの情報発信

 ・コミュニティ運営・開発者サポート(フォーラム、Discord、Slackなど)

 ・開発者からのフィードバック収集とプロダクト改善への橋渡し

求められるスキルや知識

技術スキル

・Web/API/クラウドの基礎知識

・サンプル実装ができるレベルのプログラミングスキル(JavaScript / Python / Go など)

・ドキュメント作成・GitHub公開の経験

発信力

・技術ブログ執筆、SNS発信、動画配信

・複雑な技術をわかりやすく説明するスキル

コミュニケーション力

・外部開発者との交流(勉強会、イベント登壇)

・社内チームとの橋渡し(プロダクト改善のフィードバック)

マーケティング視点

・開発者に「どうすれば使ってもらえるか」を考える

・KPI(利用者数、アクティブ率、コミュニティの規模)を意識した活動

向いている人物

 ・術が好きで、「学んだことを共有するのが楽しい」人

 ・人前で話す・文章を書くことに抵抗がない人

 ・コミュニティづくりやイベント運営が好きな人

 ・技術とビジネスの両面に関心がある人

キャリアパス

 ・Developer Advocate:より外部発信・登壇に特化した立場

 ・Community Manager:開発者コミュニティの成長をリード

 ・プロダクトマネージャー(PM):フィードバックを活かし、製品改善に直接関与

 ・エンジニアリングマネージャー:DevRelチーム全体を統括

まとめ

DevRelエンジニアは、「技術を作る側」と「使う側」をつなぐ架け橋です。

開発者にとっての「入り口」として自社技術を広めるだけでなく、フィードバックを社内に届けてプロダクトを成長させる役割を持ちます。

エンジニアリングだけでなく発信力やコミュニケーション力も求められるため、技術と人をつなぎたい人に最適なキャリアと言えるでしょう。