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2025.08.14
エンジニアとして数年働いていると、ふと「最近あまり成長できていないかも…」と感じる瞬間が訪れます。新しい技術をキャッチアップするモチベが湧かなかったり、仕事が“作業”になっていたり。
そんなときにおすすめなのが、「逆に教える」ことです。
教えるという行為は、単なるアウトプットではありません。
自分がどこまで理解できているのか、どこが曖昧なのかを強制的に浮き彫りにしてくれるプロセスです。
実際に後輩や同僚に何かを説明しようとすると、
・「あれ?これってなんでそうなるんだっけ?」
・「そもそもどこから説明した方がわかりやすいかな?」
・「自分もこの辺、ちゃんと理解できてなかったな」
といった思考の棚卸しが起こります。
教えることで、自分の中に「知識の地図」が整理されていく感覚があります。
断片的に覚えていた技術や知識がつながり、体系的に理解できるようになります。
これはドキュメントを書くときや、ブログ記事を書くときも同じ。
「誰かに伝える」という視点を持つだけで、吸収の深さがまるで変わってきます。
よくあるのが、「自分なんてまだ教えるレベルじゃない」という遠慮。
でも、初心者の方にとっては、数ヶ月・数年先を行くあなたの経験がものすごく貴重です。
むしろ、最近その技術でつまずいたばかりの人のほうが、リアルな悩みやつまずきを共有できます。
・QiitaやZennに自分の学びをまとめてみる
・Slackで後輩の質問に丁寧に答えてみる
・勉強会でLT(ライトニングトーク)してみる
・チーム内で「この設計、こう考えました」を共有する
こうした小さな「教える」行動が、あなたの理解力・発信力・信頼につながっていきます。
「最近、成長できてないかも…」と感じたときこそ、「学ぶ側」から「教える側」に立ってみてください。きっと、見える景色が変わるはずです。