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プライバシーエンジニアとは?業務内容や必要なスキルをわかりやすく解説

2025.11.12

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プライバシーエンジニアとは?

プライバシーエンジニアは、 個人データや利用者情報を安全に管理し、規制や倫理に沿ったサービスを実現する専門職 です。

近年、GDPR(欧州一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア消費者プライバシー法)、日本の個人情報保護法 など、世界中でプライバシー規制が強化されています。

そのため企業は「セキュリティ対策」だけでなく、ユーザーの信頼を守るプライバシー対応 が不可欠になりました。

プライバシーエンジニアは、法律・設計・技術を横断しながら、「プライバシー・バイ・デザイン」 を実現する役割を担います。

主な業務内容

・プライバシー・バイ・デザインの導入(企画・設計段階からデータ保護を組み込む)

・個人情報保護基盤の構築(暗号化、匿名化、アクセス権管理)

・プライバシー影響評価(PIA, DPIA)の実施

・ユーザー権利対応(データ開示・削除・同意管理システムの整備)

・データ利用監査と可視化(ログ管理、アクセス監査)

・法規制準拠の仕組みづくり(GDPR, CCPA, 個人情報保護法など)

・教育・啓発活動(社員向けプライバシー研修やガイドライン作成)

求められるスキルや知識

技術スキル

 ・暗号化・トークナイゼーション・匿名化/仮名化技術

 ・アクセス制御(IAM, RBAC, ABAC)

 ・データベースセキュリティと監査ログ管理

 ・クラウド環境でのデータ保護(AWS KMS, GCP DLP, Azure Purviewなど)

 ・セキュアコーディング、プライバシーAPI設計

法規制・コンプライアンス知識

 ・GDPR, CCPA, 個人情報保護法の理解

 ・ISO/IEC 27701などプライバシー管理規格

 ・各業界(医療、金融、行政)のデータ規制

コミュニケーション力

 ・法務・コンプライアンス部門との協働

 ・エンジニアへのわかりやすい要件伝達

 ・経営層やユーザーへの透明性ある情報提供

向いている人物像

・データ活用とプライバシー保護の両立に興味がある人

・法律・技術・UXのバランスを考えられる人

・社会的意義のあるテーマに取り組みたい人

・ユーザーからの「信頼」を守ることにやりがいを感じる人

キャリアパス

・プライバシーエンジニア(専任)

・データ保護スペシャリスト(DPO補佐など)

・セキュリティエンジニア(セキュリティとプライバシーを横断)

・プライバシーアーキテクト(全社的なプライバシー設計を主導)

・CPO(Chief Privacy Officer)(企業のプライバシー責任者)

まとめ

プライバシーエンジニアは、 「ユーザーの信頼を守るデータ利用の仕組み」を作る専門職 です。

単なる法令対応ではなく、「どうすれば安心してデータを預けてもらえるか」を考えながら、技術・規制・組織をつなぐ橋渡しをします。

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