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2025.08.06
「技術には自信があるけど、なぜか評価されない」
「もっと任されたいのに、信頼を得られていない気がする」
その原因、もしかすると“報連相(ほうれんそう)”にあるかもしれません。
現場で信頼され、仕事をスムーズに進めていくために必要なのは、コードの上手さだけでなく、「報告・連絡・相談」の力です。
リモートワークや複数人での開発が当たり前になった今、技術力だけではプロジェクトは回りません。
・何を進めているのか
・どこで詰まっているのか
・他の人に何をお願いしたいのか
こういった情報を適切に伝えられるかどうかで、プロジェクトのスピードも、チームからの信頼も大きく変わってきます。
“報連相力”は、まさに現場で問われる実践スキルなのです。
・完了してからしか報告しない
・自分の中で悩みすぎて、相談が遅れる
・連絡をまとめすぎて、情報が古くなる
・主語が曖昧で、何の話かわかりづらい
・「できません」「無理です」だけで終わる
こうした状態が続くと、「この人に任せるのは不安だな…」と無意識のうちに思われてしまいます。
① 小さく・早く・こまめに伝える
「進捗50%です」「〜の確認が必要です」など、
完了前でも進行中の状態を共有するだけで、安心感につながります。
Slackやチャットでは、“結論を先に・箇条書きで簡潔に”が基本です。
② 相談は「事実+選択肢」で伝える
ただ「困っています」ではなく、
「〜で詰まっています。A案とB案を考えましたが、どちらが良いでしょうか?」
という伝え方にすると、判断がスムーズになります。
「自分で考えている」こと自体が信頼につながります。
③ 相手の立場で伝え方を変える
上司には結論重視、同僚には背景もセット、
クライアントには専門用語を避けるなど、
相手に合わせた“翻訳力”があると、やりとりの精度が一気に上がります。
仕事を任される人の特徴は、「安心して任せられる人」。
それを生むのが、日々の報連相の質と頻度です。
逆にいくら技術があっても、何をしているかわからない人には、重要な仕事は回ってきません。
報連相は、「報告している」かどうかよりも、“どう伝えるか”と“いつ伝えるか”が重要です。
報連相は、単なるコミュニケーションマナーではありません。
現場で信頼され、仕事を円滑に進めるための武器です。
技術力はあるのに評価されない——そんな悩みを感じている人こそ、まずは報連相の質とタイミングを見直してみましょう。
ちょっとした報告・相談の仕方が変わるだけで、周囲との関係も、あなたの評価も、大きく変わっていきます。