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2025.06.02
フリーランスエンジニアとして独立すると、技術力だけでなく、営業力、交渉力、そして「心構え」が成功の鍵を握るようになります。どれだけスキルがあっても、クライアントとのやり取りや案件の進め方を誤れば、信頼を失い、次の仕事につながりません。
今回は、フリーランスエンジニアが受注案件に臨む際に大切にすべき5つの心構えをご紹介します。
・提案や意見はしっかり伝える
・相手のビジネス目的を理解する
・「できないこと」は正直に伝える勇気を持つ
フリーランスは企業の下請けではなく、対等な「ビジネスパートナー」です。遠慮しすぎたり、言われたことをただこなすだけでは、信頼されるエンジニアにはなれません。
案件開始前のヒアリングを丁寧に行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
・要件定義を明確にする
・仕様の曖昧さはそのままにしない
・スケジュール、納品物、対応範囲を文書化する
「言った・言わない」のトラブルを防ぐために、議事録やチャットのログは必ず残しておきましょう。
・余裕を持ったスケジュール設計
・納期遅れそうな場合は即報告
・複数案件を同時に抱える際は、優先順位を明確に
フリーランスには上司もマネージャーもいません。だからこそ、自己管理能力が問われます。
クライアントは「ちゃんと進んでるのかな?」という不安を常に抱えています。
・毎週の進捗報告
・重要なタイミングでは画面共有やデモを活用
・ミニマムな成果でもこまめに共有する
報告を怠ると、「何してるか分からない人」という印象になってしまいます。
「信頼してるから契約書は不要」という相手こそ要注意です。
・業務範囲と料金、納期は文書で合意
・追加対応には追加費用が発生することを明記
・口約束は避ける
契約書や見積もりは、フリーランスを守るための盾です。
フリーランスは自由である反面、すべての責任も自分にあります。心構え一つで、案件がうまくいくかどうかが大きく変わります。
技術に自信がある方ほど、「仕事の進め方」や「信頼関係の築き方」をおろそかにしがちです。ぜひ今回ご紹介した心構えを意識して、受注案件に臨んでください。結果として、クライアントからの信頼と次のチャンスがついてくるはずです。